山の農業におけるJalala（ごみ捨て場）の役割とその変遷 －夕ンザニア国ウルグル山塊東側斜面キボグワ村の事例－

摘要

ウルグル山塊はタンザニアの海岸部の町ダルエスサラームから約200km内陸に位置し、主稜線の標高は約2000mで、東西斑虹m南北約55kmにわたって広がっている。この山塊全域にルグルと呼さ封しる人々が山の斜面を利用した農業をおこなって暮らしている。 人々は、。 Jalalaと呼まれる屋敷地と通常の「畑」の両方で耕作をおこなっている。 主食であるトウモロコシやキャッサバなどの作物は「畑」で栽培されることが多く、亡怨血血では熱帯果樹や香辛料作物など換金性の高い作物が多く栽培される。 栽培される作物だけでなく、土地所有や相続の形態など多くの点で「畑」と亡Jalalaは異なるが、本発表では、この亡Jalalaの形成と発達に焦点を当て、山の農業にとっての。 Jalalaの役割とその変遷について考えてみたい。 Jalalaはスワヒリ語で屋敷の周りのごみを捨てる場所を意味する。