熱帯、亜熱帯沿岸生態系の現状と課題－特にマングローブ地帯に着目して－

摘要

熱帯季節林と熱帯降雨林の平均バイオマス量はそれぞれ356，444ton／haと評価されているが（小池，2001），マングローブ林のバイオマス量はオーストラリア、デイントリー川流域で264～711ton／ha（CLOUGH，1992），インドネシア、ノルレマヘラ島で208～711ton／ha（KoMIYAMA et al．，1986）とマングローブの熱帯 劅釒⊙匕队颏扦违啸ぅ蕙沽郡蠘Oめて高いことが知られている．このように豊かなバイオマス屋から推定されており，マングローブの生育する熱帯 s熱帯沿岸域の土壌には豊かな炭素蓄積がみられ，極端な条件卜では寒帯に見られるような泥炭層すら形成される．