つる梅もどき

摘要

つる性樹種のつる梅もどきは古くなると幹が木化し古色を呈します。秋には黄色い薄皮がはじけ、裂け目から覗くのは鮮やかな朱色の種子。 古色の乗った荒れた幹肌とともに、野趣に溢れる独特の風情を生み出します。 樹性も強健で変わらぬ人気の樹種です。 若木の場合、芽摘みで小枝数を増やし、まずは樹形の基礎を作っていきます。 適期は5月上旬頃、新梢を数節残して摘み取ります。 生長期の間は二番芽が伸びたら摘むを繰り返しましょう。 ある程度樹形ができ実成りを楽しむ段階になってからは、生長期に特に強く伸びる芽だけを摘hで抑制します。 実もの盆栽らしい野趣を大切にするならば、ある程度樹姿ができあがれば努定で仕上げていくようにしたほうがいいでしょう。