初心者のための　芽切りくらべ

摘要

黒松といえば……芽切り！ とすぐに答えられなかったあなた！ 黒松といえば芽切りなのです。 黒松を仕上げていく上で、芽切りは重要必須の作業。 ですが初心者の方には分かりにくい部分もあるでしょう。 そこで今回は一本の樹を使って、プロとアマチュア編集者が芽切り作業を施し、その違いを検証しながら分かりやすく芽切り法を紹介していきます！ 培養観賞段階に関わらず、芽切りの最たる目的は「強い部分を抑制し、弱い部分に力を乗せる」　 ことです。 作業は簡単。 春から伸びた新芽の軸を元から切るだけ。 それによって芽葉の力と大きさを揃えることでき、力を平均化させることができるのです。 強い部分など、枝の間伸びを防げるのも目的の一つです。 芽切りを行なえば1年で2年分の枝数を増やすことができるので、培養段階では芽数の増加が大きな目的になります。 観賞段階では菜を短く締まった状態で観賞できるように、新芽を切った後に吹く芽（二番芽）　 の葉で揃えることが大きな目的になります。