盆栽と写真の一一人展「松.美.心」

摘要

東京都内の一等地、流行の発信地でもある銀座にあるァI卜ギャラリIを会場として、平成"年1月川日より3日間の日程で盆栽と写真のコラボレIション展示ィべン卜が開催された。盆栽と写真のI一人展『松.美.心』と銘打たれたこのイベントは、福島県を拠点に活動する写真家.江口敬氏と、同県の老舗盆栽園三代目.阿部大樹氏の一|人展であり、江口氏の作品2点と阿部氏の盆栽5点がゆったりとした空間に展示されていた。阿部氏と江口氏はともに活動拠点が福島県にあり、約4年前に同県で開催された盆栽展で知り合つたそうだ。盆栽を間近で見るのはその時が初めてだつたという江口氏だったが、学生時代に「能」を学hだ経験から日本の伝統文化に関心が高く、盆栽や阿部氏が語る「空間有美」などの盆栽観に共鳴するところもあり、盆栽への関心を深めていったという。阿部氏も江口氏に対し「私たちはごく当たり前に盆栽は正面から見るものと思つていますが、江口十」hは私とはまったく違う角度.目線で盆栽を撮影し、しかもその仕上がりは不自然ではないhです。〃盆栽はこういう見方もできるのか…〃と驚くと同時に、〃私が今見ている物がこめ人にはどのように見えているのだろう"と、江口さhの感性に惹かれました。」と、出会った時の印象を述懐された。