ブドウ主産県の動向大分県のブドウの現状と今後の動向

摘要

大分県は，耕地面積の約70％が中山間地域に位置し，標高差も大きく起伏に富hだ地形が多い。このため，「一村品」に代表される各地域毎の特色ある産地，どちらかと言えば小規模な産地づくりが行われてきた。 とくに果樹は，温暖な気象条件のもとでおおまかに「海岸部にカンキツ類」，「内陸部にに落葉果樹類」と大きく色分けされ，産地化が進められてきた。 平成14年の栽培面積は，6，040ha，算出額は，175億円と県全体の12％を占めている。 内訳は，温州ミカン77億円，中晩柑類35億円，ナシ28億円，ブドウ17億円，カボス10億円などとなっている。