真庭巿蒜山のブル一ベリ一

摘要

真庭市蒜山は岡山県の北端に位置し（図1左)，蒜山盆地を中心とする地域である。岡山市から直線距離で約125km，真庭市の中心部勝山町から約40km,隣県の鳥取県倉吉市には約27km の位置にある。平成17年（2005)までは真庭郡川上村，同八束村（現在はともに真庭市）が行 政区域であった。この地域は，明治以前は真島藩（茅部地区）と津山藩（それ以外の地区）に 属していたが，明治4年（1871)の廃藩置県で全地区が真島郡に，そして同33年（1900)に真 庭郡となった。明治22年（1889)の市町村制施行により茅部村（本茅部，西茅部，東茅部の各 旧村)，徳田村（上徳田，下徳田，上福田，湯舟)，県（あがた）村（富掛田，富山根，下福田， 上長田，下長田）の3村に統合され，同35年（1902)に徳田村と茅部村を合わせて川上村に， 県村に茅部村字下見を加えて八束村となった。