温室ブドウ

摘要

6月は梅雨期を迎え，曇雨天が続けば，無 加温栽培では，結実不良，種抜け，果粒肥大 不足，加温栽培では，糖度上昇不足ゃ果粒の 裂果ゃ腐敗果の発生が懸念されるところで す。いずれも収量や品質に関わってきますの で，こまめに園内を巡回し早めの対策をお願 いします。梅雨期は室内の湿度が高く， 土壌水分も過 剰になりがちで，この時期に成熟を迎える作 型では，裂果ゃ腐敗果が発生しやすくなりま す。循環扇の活用や除湿暖房により湿度が高 くならないように心がけてください。また， 施設外からの水分の流入がないよう事前に排 水対策を行ってください。