岡山県うまいくだものづくり推進大会優良事例紹介 品種、作型等を組み合わせた 大規模ブドウ経営

摘要

久米南ぶどう部会の歴史は古ぐ明治37年， 現在の治部邸近くに大山佐十郎氏（現ぶどう 部会大山正紀副部会長の曾祖父にあたる）が 甲州ブドウを導入したことに端を発している そうです。それから100年余り，キャンベル， デラウェア，ベリーAといった品種の変遷 を経て現在はピオ一ネが栽培面積の約7割を 占めています。特徴的なのはその歴史だけではありませ h。部会員はその多くが町内の山手地区に居 住し，ブドウ園は先の治部邸周辺，隣接す る宮地地区および昭和49年以降の台地開発 によって整備された山手地区のブドウ団地 に集められています（図1)。栽培面積は約 21.4ha (28戸）と部会の規模は決して大きく ありませhが，1戸あたりの平均経営面積は75a,中でも9戸が1ha以上を管理するなど 個別経営規模が大きく，県北を代表する産地 の1つとなっています。