農業研究所における試験研究成果の概要: 果樹研究室における研究成果　その1　－　モ　　　モ　一

摘要

モモの生産振興に役立てるオリジナル品種の育成に取り組hでいます。交配によって作出した樹は，実が成り始めたら有望なものを探す一次選抜を行います。有望でないものは淘汰（伐採）します。昨年は，317個体について検討し，220個体を淘汰しました。　一次選抜で有望視したものは，系統名（岡山モモ○号）を付け，苗木を育成して稔合判定を行う二次選抜に回します。これまで，岡山モモ2，5，6，7，8号について二次選抜を進めています。今年は新たに9，10，11号を二次選抜に回しました。また，6号は果肉障害が多いため打ち切りました。新たに二次選抜に回した系統の特徴は，以下のとおりです。9号：「加納岩白桃より早熟で大果，花粉有。10号：清水白桃より早熟で大栄，花粉有。11号：「あきぞら」より晩熟で大果，花粉有。