温室づいう

摘要

健康で活力のある土づくりは，まず樹勢観察と計画的な土づくりです。　頭においていただきたいのは，板を広く，深く張らせることよりも，株元に若い活力の高い細根を多く確保するように作業を進めることです。根が広く，深く広がっていれば日頃の土壌水分管理は無頓着でも，果実の肥大や樹の傷みを心配することはありませh。しかし，反面，雨水の影響を受けたり施肥効率が向上せず，さらには収穫期に入ってからの遅伸び，裂果等の障害の発生へとつながります。新根の発生密度が低下してくると，直接品質低下ということになります。　土づくりの方法や施肥量は樹勢や品質を左右しますから，次の事項に注意して作業を進めます。