油糧植物としての中国椿

摘要

仕事で油脂、ワックスを探しに中国に出張した際の、椿というより椿油に関 る見聞を簡単にまとめました。釈迦に説法の部分には目をつぶって頂き、ここ に発表することをお許し頂きたいと思います。中国への最初の出張は、中国の歴史を大きく変えた天安門事件の1年前1988年で、訪問先は吉林省、内蒙古自治区東部などの中国北部が中心でした。 当時、地方ではほとhどの男性は人民服を着ていて、ジーパンを積hだリャ 力一に人だかりが見られるようになつてきたばかり。昨今の上海の様子などは 想像しょうもありませhでした。一方、会社としてはこれからの油脂はォレイ ン酸と判断し、天然油脂でォリーブ油、ツバキ油のようなォレイン酸リッチの 種類を探し始めました。少し調べてみると、中国に「茶油」というツバキ属 「油茶」の種子油があるということがすぐにわかりました。種によって油が違 うため、あちこち探す旅を続けました。