2-ェチル-3，5-ジメチルピラジン等を 用いたダイエツ卜食品の闢発

摘要

近年、食生活の欧米化等により肥満及びそれに伴う成人病の 問題が深刻化しつつあり、例えば、肥満は、糖尿病をはじめ、 動脈硬化、高血圧、高脂血症等のさまざまな疾患の原因となる こと力s知られている。これに対し、肥満を防止又は緩和するためのダイエツト食品、 ダイエツト補助食品等が多く開発され、実用化されているものもある。このダイエツト効果付与剤及び付与剤を含むダイエツト香料 組成物は、香気によっても有効にダイエツト効果を奏すること 力できる。すなわち、本発明のダイエツト効果付与剤及びこの付与剤 を含むダイエツト香料組成物は、白色脂肪組織交感神経を興 奮させて、中性脂肪が遊離脂肪酸とグリセロール（グリセリ ン）に分解される脂肪，fを促進し、また、褐色脂肪組織交感神経を興奮させて、主に遊離脂肪酸を利用して非共役蛋白質(uncouplingprotein, UOP)を介するATP産生を伴わないェ ネルギー消費(体温上昇）による基礎代謝を亢進させ、さらには、 副腎交感神経を興奮させて、消化管を支配する副交感神経の活 動を抑制して食慾を低下させることにより、有効にダイエツト 効果を奏することができる。