農、食、環境をつなぎ「農業科学基礎」から「総合的な学習の時間」へと発展させる「菜の花エコプ星ンェクト」

摘要

新教育課程がスタートしたこの四月、静岡県立磐田農業高校（井田隆夫校長）の天竜農場（磐田郡竜洋町）は、山面の菜の花で彩られた（図1）。 この菜の花は、昨年秋、一年生の「農業基礎」を中心に、九月に播種、育濁し、十月に定植して育ててきたナタネが開花したものだ。 生徒たちは、ナタネ栽培をしながら、地球環境問題とエネルギー、バイオマスの役割などについて学び、またナタネ油の搾油とその利用、食廃油からの石鹸や燃料づくりなどを体験した（図2）。