ジべレリンとステビォサイドによるコンブ目3種配偶体の成熟と生長の制御

摘要

コンブ目藻類の配偶体の生長や成熟は, 水温(Luning & Neushul1978,谷口、秋山1982, Novaczekl984, Bolton & Levitt1985, 桐原ら2003, Morita et al. 2003,田中 ら2008, 馬場2009, 駒沢、坂西2009),光量(Luning & Neushul1978,谷口、秋山1982, Novaczek1984, Bolton &Levitt1985,林田2002, 桐原ら2003, 馬場2009,), 光 質(Luning & Dring1975)あるいは鉄(Motomura & Sakai 1984)などの影響を受けることが知られている。このような コンブ目藻類配偶体の生理的特性を利用した生長、成熟の制 御は, 養殖や海中林造成に利用されており, 配偶体株の保存 や増殖, 種苗生産のために必要な技術となっている。一方, 陸上植物において伸長調節や成熟促進のために実用化されて いる植物生長調節剤(Plant Growth Regulator, PGR)は, 海藻ではバイオテクノロジーの分野を除いて利用されていな い。