帰化アサガオ類5種の種子の硬実打破と生死に及ぼす低温の影響

摘要

ヒルガオ科サッマイモ属のマルバァメリ力アサガオipomoea hederacea Jacq. var. integriuscula uray),マ）レノ、' /サ ガォ（/、 purpurea (L.) Roth.),マメアサガオ(I. lacunosa L.), ホシアサガオ(J. triloba ,マルバルコゥ(I. cocci謹L.) 等の帰化アサガオ類は世界的な強害草であり，わが国でも温 暖地以西のダイズ作等で大きな被害をもたらしている（平岩 ら2007;保田、住吉2010)。帰化アサガオ類はそのほとhど が熱帯原産であり，現在のところ，北海道でのダイズ作への 侵入は報告されていないが.東北地方では大豆乾燥調製施設 で大豆子実への帰化アサガオ類種子の混入が確認されている (保田2012)。帰化アサガオ類を含む外来雑草の侵入経路と して，輸入飼料から堆厩肥を介した経路が考えられるため (西田2002),どの地域でも種子が侵入する可能性がある力5, 侵入後に定着できるか否かは，種子生産性や越冬性に影響さ れるところが大きレ、