中島菜(Brassica rapa)のべビーリーフ利用に向けた葉柄色の改良

摘要

「中島菜」は，Bmssica rapaに属する 石川県の伝統的な漬け菜用野菜であり，近年 では，ベビーリーフ等の生食利用による消費 の拡大が期待されている.これまで，「中島 菜」を生食利用可能な形態に改良するため， 「中島菜」を反復親，トライコーム非形成カブ 品種「ァカマル」を一回親として連続戻し交 配を実施し，「中島菜」と同質，かつ，トライ コームを形成しない系統を育成した.本研究 では，さらに，「中島菜」の葉柄部における着 色形質を改良することを目的として，「中鳥 菜」と葉柄部で色素が蓄積する「ァカマル」 間の交雑後代において遺伝解析、DNAマー 力一開発および連続戻し交配におけるDNA マーカー利用選抜による迅速な「中島菜」の 形質改良を行った.