出穂期安定性が異なるォォムギ早生品種「カシマムギ」と「イシュクシラズ」のRILs集 団における圃場出穂期の年次間比較

摘要

ォォムギの早生品種は暖冬条件におい て幼穂形成や出穂期が極端に早まるため、穂 数の減少や凍霜害の発生による収量減少や品 質低下が問題となっている。しカゝし、早生品 種である「カシマムギ」は作物開発センター (つくば市）における圃場実験で出穂期の年次 変動が小さいことが明らかになつている。演 者らは原因遺伝子の特定を目的として「カシ マムギ」と「イシュクシラズ」（早生で年次変 動-大）の交雑に由来するRILs集団を用いた 遺伝解析を行っている（第130回講演会)。本 研究では、昨年度に引き続き、このRILs集団 を供試して圃場出穂日に関する遺伝解析を行 うとともに、気象条件の違いが圃場出穂期に 及ぼす影響について検討した。