災害拠点病院の栄養、給食部門における新型ィンフルェンザ対策に関する全国調査

摘要

2009 (平成21)年6月，世界保健機関（WHO)は新型 インフルエンザの警報レベルを持続した人から人への感染が確立したフェーズ6 (パンデミック期）に引き上げ た。国が発表した「事業所、職場における新型インフル ェンザ対策ガイドライン」では，「不要不急の事業につ いては，可能な限り縮小'休止することが望ましい」と されている力、病院などの入所施設では，非常時におい ても継続して，栄養アセスメントに応じた特別食を提供 する必要がある。地震災害時は施設.設備等への被害が 大きいのに対し，新型インフルエンザの場合は，人的被 害とそれに続いて起こる社会機能の低下や給食資材の不足が問題となる。