大学生における慢性機能性便秘発現に及ぼず性 および生活習慣との関連一横断的研究－

摘要

便通は個人が自らの日常生活に関わってできる健康管理指標の1つである。便秘時には，残債感や腹部の不快感，胸やけ，頭痛などの症状がみられると共に，常習化すると大腸がhや大腸憩室症など様々な大腸疾患の発密と関連することから1 opprox 3），便通の改善は健康維持に重要と考えられている。最近Peppasらは異なる34集団で調査された21論文をレビューし，ヨーロッパでは対象集団のおよそ17％，オセアニアではおよそ15％にいわゆる慢性機能性便秘が観察されること，慢性機能性便秘が認められるヒトにおいて健康関連QOLが低下するとともに経済的損失の大きいことを報告した4）。また，北米女性は男性に比べておよそ2．2倍の高頻度で慢性機能性便秘が観察され5），我が国でも若年女性の出現率はおよそ26.0％と報告されが）。