小学生の日常の食事における食事パタンの 出現状況

摘要

【目的】本研究は.小学生の日常の食卓に並び.かつ喫食した料理から1食の食事パタンの出現状況を明らかにする。【方法】対象者は，K県の小学5年生235人のうち.4日間の食事記録がある185人（有効回答78. 7%)。調査は.2013年10-11月の平 曰.休日の各2曰の連続する4曰間に児童自身が写真法を併用した秤量法または目安量記録法によって実施した。解析対象の食事は. 185人の朝昼、夕の3食x 4日間の12食/人のうち，学校給食の2食を除く1.850食から.欠食を除いた1.820食とした。料理は食事 記録に記載された料理名.主材料並びに食事の写真を照合し，16の料理区分（主食，主菜.副菜.主食と主菜等を合せた料理等）に分 類した。食事パタンは，料理区分を組合せた13の食事パタン（「主食+主菜+副菜」「主食と主菜等を合せた料理+主菜+副菜」等）に 分けた。解析方法はX2検定を用いた。【結果】13の食事パタン全てが出現した。多い順に「主食」19.9%. 「主食+主菜+副菜」17.3%であった。食事区分別では.朝食は平 曰休日共に「主食」が30.8%. 33. 4%と多かった。夕食は「主食+主菜+副菜」が多かったが.4割以下の出現に留まった。 【結論】食事パタンは全体で「主食」が多かった。夕食は平日'休日共に「主食+主菜+副菜」が多かったが.出現数は4割に留まり. その他10種以上の食事ノ《タンが出現した。