シルクを作るムシ達一その1—

摘要

絹を吐くのはカイコだけではなレゝ。おそらく、ほとh どの昆虫がなhらかのかたちで絹を作る能力を持ってい るとみられる。絹は時に幼虫を寒さから守る布団になり、雌へのプレ ゼントを包む包装紙になる。絹は人間以上に、生物たちの大切な資源になっている のである。こhなプロローグで、絹を吐く昆虫たちが10万種い る、とBIOHISTORY (BRH)に書いたのは1993年、今か ら19年も前のことである。詳細はこの雑誌（長島孝行-鈴木義昭、BIOHISTORY :4-10、1993)を読hで頂き たい。今さら、と思う会員か多いかもしれないが、ここ では、その中から一部を紹介する。