直営店での販売に重きを置いた生産を ～認証された安全なトラフグを多くの人に食べてもらいたい思い～

摘要

かつて熊本県内には46業者のトラフグ生産者がいたという。 しかし、その数も激減し、今は残るところもわずか。 全盛期には800万尾ほどあった県内のトラフグ生産導入尾数も、現在では150～200万尾となっている。 数字だけでみると4分の1以下に減ってしまった。 このような衰退の原因には、平成11年以降、中国産トラフグの入荷量がじわじわと増加してきたことが挙げられよう。この中国産との競争を考えた場合、価格面だけでの勝負ではどうしても歯がたたない。 国産ならではの何か、ほかと違う点をアピールすることができなければ、継続的な生産が難しいという、非常に厳しい状態が続いている。