「養殖生産履歴情報開示システム」確立から普及、啓発へ

摘要

平成15年度から開始された水産庁委託事業「養殖生産履歴情報開示検討事業」は平成17年度で3年目が終了します。 この間も食品の安全性を巡るさまざまな問題は、依然として発生し続けています。 輸入養殖生産物が増加しっつある中で、養殖魚の場合、国内の養殖生産を振興するために輸入養殖生産物との差別化を図る必要があり、その1つの手段が養殖生産履歴の開示です。 養殖ウナギの例からみても消費者への生産履歴の適切な開示によって、安心して購入できる国産養殖魚のイメージを定着させることは、可能だと思われます。