活力ある養豚産業をめざして

摘要

近年の養豚業界をめぐる厳しい状況は今更ながらとして、そのなかで活路を見いだすために、全農では飼料畜産中央研究所を中心としてそれを解決すべき技術革新へのさまざまな取り組みを行っている。 ウルグアイエフウンド合意以降わが国の養豚は、世界規模の養豚産業との競争にさらされ始めているが、今年の台湾での。 蹄疫発生からはアメリカが最大の競合相手と絞られてきている。 飼料原料のほとhどをアメリカから輸入しているわが国として、そのアメリカの生産コストまで引き下げることは不可能ではあるが、最低限同じ土俵で競争できる程度までの生産コストを引き下げる必要がある。 従来どおりに低コストの飼料、原料を開発し、供給することは当然のことであり、今回はそれ以外の取り組みを紹介する。