事例で学ぶ養豚経営

摘要

PRRSが陽性の農場にはさまざまな繁殖障害が種雄豚、母豚、種豚候補豚に発生します。 稼動母豚では母豚自体の事故、受胎率の低下、産子数の減少、死産の増加、流産、早期受胎胚の死滅、子宮内膜炎の増加などが見られ、種雄豚では精子数の減少、精子活力の低下などが見られます。 種豚候補豚では馴致を誤ると、その後の稼動期に繁殖障害が極端に増加する傾向があります。 今回は母豚、種雄の繁殖障害とPRRS活動時の臨床症状での見分け方を解説します。