お楽しみは、これからです！

摘要

今回は「ブランド」についてです。牛肉の銘柄数がいくつあるのかは見当がつきませhが、和牛については、その多くが「00牛」(あるいは〇〇和牛)と命名されていると思います。我が国固有の品種である和牛については、それぞれの生産地で切磋琢磨して育て上げた「銘柄」であること、地域ごとの銘柄を集約して県の名称一本化を図る銘柄も多いこと、などから、都道府県名を冠に戴く銘柄牛が主体となってきました。例えば、筆者が出向した経験のある宫崎県では平成2年に県内各地域で管理していた種雄牛を宮崎県家畜改良事業団で一元管理に移行した経緯などにより、「西諸牛」などと地域の名前の冠から「宫崎牛」ブランドに統一しました。県内統一ブランドへの一本化というのも関係者の並々ならぬ努力を経たもので、生産者の生産地名へのこだわりと想いは強いものがあります。