肉用牛経営を安定させる生産性向上技術 - 第4回細菌性下痢、特にクロストリジゥ厶 感染症を防ぐには(前)

摘要

子牛の細菌性下痢では、クロストリジゥム、病原性大腸菌、サルモネラなどの癸生がみられます。本病は単独感染よりはロタウィルス、コロナウィルスなどのウィルスゃコクシジゥムとの混合感染が多く認められ最近の特徴として、子牛や肥育牛が軟便.血便を呈し急性経過で死亡するク口ストリジゥム感染症が全国的に年々増加する傾向にありますので注意が必要です。クロストリジゥム属の細菌は、土壌中や家畜の腸内などの酸素濃度が低い場所に生息している偏性嫌気性菌です。