ケールジュース粕の飼料化技術

摘要

「青汁」の原料として知名度の高いケールジュースは、豊富な栄養分を有することから昨今の健康志向の高まりと相まって、需要が急激に伸びている加工飲料である。 近年、愛媛県でもその製造量は増加している。 ケールジュースの製造時には原料草の約25％の搾り粕残渣が発生する。 愛媛県でのケールジュース粕の産出量は年間約1，500t（原物量）であるが、現在そのほとhどが産業廃棄物として処理されている。 これらのケールジュース粕の有効活用のため、愛媛県畜産試験場では2002年度から飼料化技術の開発を進めてきた。