群馬県畜産試験場の 養鶏研究の取り組みについて

摘要

群馬県は採卵鶏雛の主要な生産県で、現在 でも県単独の種鶏孵卵協会が存続しています。当場では、昭和39年から50年以上にわたつ て、採卵鶏の経済能力検定を継続しています。 この事業は採卵鶏の能力や特性を調査し成績 を公表するもので、「採卵鶏の商品テスト」とも 言えます。当初は多数の孵化場,種鶏場から 独自の採JI卩鶏を提供していただき能力の比較 を行って来ましたが、その後、急速に外国の 育種会社の銘柄（実用鶏、コマーシャル鶏）へ と替わり、孵化場,種鶏場も減少していきました。 現在は、群馬県種鶏孵卵協会からの委託試験 (平成21年度-）として、育種会社や飼料会 社の支援協力のもと、毎年8-10銘柄の鶏種 について餌付けから72週間の能力や特性につ いて調査を実施し成績を公表しています。