安心で美しい郷づくり（富山県）

摘要

富山県の中山間地域では、就農人口の減少や高齢化などに起因する管理不備によりこ里山の荒廃や耕作放棄地の増加が問題となっています。 このため、景観が損なわれ、野生動物による被害が多発しています。 地域住民にとっても、自然と関わる機会が少なくなり、地域に生息している動植物の魅力を知ることが困難になり、また生命の尊さに対する情操が損なわれることが危惧されています。 農地では、化学肥料に依存した耕作による地力の低下が問題となっています。 そこで、豊かな自然、そして美しい景観に守られた「安心で美しい郷」を創生するため、畜産の多面的機能を有効活用した下記の3事業に取り組みました。