茶系飲料残渣のサイしージ化技術

摘要

近年、消費者の健康飲料への志向が高まを）、缶やペットボトルなどに入った茶系飲料の生産量は拡大している。 そして、製造時に排出される茶殻など飲科残泣の廃棄量は増加の一途をたどっている。 茶系飲料残遮はエネルギーやタンパク質含量が多く、カテキンやどタミン類など、様々な生理活性物質が含まれている。 しかし、茶系飲料製造工場から排出された茶系飲料残遭は腐りやすく、長期貯蔵法が開発されていないため、食品産業廃棄物として処理せざるをえない。 現状においては、茶系飲料残渡は産業廃棄物として焼却、短め立て処理ずるか、コンポスト原料に用いられており、資源として有効に活用されていない。また、そのまま放置され、腐敗による悪臭、絶や岨などの害虫の発生による環境汚染に進展ずる恐れがある。 これまで茶系飲料残直は主に焼却されてきたが、焼却による地球温暖化ガスの排出など、環境汚染も懸念される。