シンポジウム「地域の活性化における表書の役割」の概要

摘要

平成16年度の関東畜産学会大会と（独）畜産草地研究所間題別研究会の共催によるシンポジウムが、平成16年10月27日に山梨県の八ヶ岳ロイヤルホテルにおいて、約80名が参加して開催された。 本シンポジウムは「わが国の農地を保全し農業を発展させるためには、今後の主たる担い手になる就農者へ渡せる農業の形態を提案し、技術的に支援することが重要である。 このことから、中山間地では林野と耕作放棄地の活用、都市近郊部でも耕作放棄地の利用の提言が必要である」との趣旨で開催された。 そこで、新たな視点をもって放牧を取り入れながら地域の活性化を目指す研究を推進してきた4人の研究者の話題提供をもとに、畜産を含む農業の今後の展開方向が検討された。 本稿では、このシンポジウムの概要を述べる。