もつとリサイクル－生かそうバイプロ資源: ビール製造工程における副産物とその再資源化

摘要

わが国におけるビール生産量は約七〇〇万M（平成八年度）で、世界第五位であり、主要酒類の構成比では約七〇％を占めている。 また、一人当りの年間ビール消費量は大びh（六三三ml）に换算すると九五本に相当し、一般大衆のアルコール飲料として広く年間を通じて愛飲されている。 日本では五社　 （サッポロ、アサヒ、キリン、サントリー、オリオン）　 でビールの製造が行われていたが、平成六年四月より規制緩和の一環として、ビール製造免許に係る最低製憧担数量基準が年間二〇〇〇Mから六〇Mに引下げられたことにより、マイクロブルワリーやパブブルワリーが各地に登場し、個性的なビールを楽しむ機会が増加した。 このようにビールの製造量や消費量の増加にともなってビール製造過程で派生する副産物の量も増大しっつある。