酪農家酪農組合行政が一体となった‘‘させば「ミルクツーリズム」’’の取り組み

摘要

佐世保市は、西海国立公園や国見岳などに囲まれ、人口25．5万人の長崎県北部の中心都市で、基幹産業は、造船業、観光業が中心となっている。 　 佐世保市の農業は、みかh、水稲、肉用牛を中心に多種多様な作物が生産され、農業産出額は約88．4億円（平成17年）であり、その中で酪農は18戸1114頭（19年4月現在）が飼養され、都市近郊型酪農経営を展開している。 “させば「ミルクツーリズム」”の実施に当たり、観光牧場や広々とした牧場と違い、都市型近郊酪農経営であるため放牧場で牛 　 　 　 ·悉荬蚴长囡L景がなく、消費者が抱く牧場とのギャップが体験者にどのように受け止められるのかが一番心配であったが、「ミルクツーリズム」の回数を重ねるごとにその心配はなくなり、現在は市内はもとより市外の各種団体から「ミルクツーリズム」の体験に対する問い合わせもある。