「安全，安心」の次のニーズはおいしさ、健康面の良さ、味わう楽しさ

摘要

2001年9月にわが国初のBSE発生後、イオンでは直ちにお客さまの不安を取り除き、「安心」を提供するための対策を検討した。 そして2カ月後の11月9日から小売業者としてできるカモぎりの適切な情報開示、安全確保などを実施すべく、取り扱い牛1頭ごとに生産履歴（産地、農家、BSE検査証明書、品種、と畜月日）を売り場に表示して販売してきた。こうした他社に先駆けて対応できたのは、実は、それ以前から自然が本来持つ力を生かして育てた農，水，畜産物とそれらを原料とする加工食品のPB商品「トップバリュ　 グリーンアイ」で、生産履歴を管理していたことがベースにあつたことが1点。 豪州，タスマニアの直営牧場産の「トップバリュ グリーンアイ タスマニアビーフ」も同商品の1つで、肉骨粉、成長ホルモン剤、抗生物質を一切使用せずに肥育したブラックアンガス種の血統を受け継いだ品種で1991年から本格販売しているものだ。