中ヨーク系統のおいしい豚肉「幻の肉古代豚」で差別化

摘要

埼玉県北西部の自然豊かな農村地帯に位置する美里町で、昭和53年、義父母から子豚 10頭を譲り受けて養豚を開始した白石光江 さh。その後、平成13年に高等学校教員を 退職した夫、宗一さhが経営に加わり、続い て16年に長男夫婦、さらに三男も2年前に 参画。母豚50頭規模の小規模ながら、家族 5人で生産から精肉、八ム、ソーセージ加工、 販売までの一貫システムを作り上げているュ ニー クな経営だ。光江さhが豚を飼い始めたきっかけは、「義 父母が繁殖豚を飼っていたので家計の足しに なればという程度だった」（光江さh）という。 「ずぶの素人だから戸惑うことばかりだつた ものの、始めたからには本気で取り組もう」 と決意。当初は一般的な3元交配豚（LWD) だったが、2年後には子どもの時に食べたお いしい豚肉を求めてすでに希少品種となって いた中ョ一クシャ一（Y)に切り替えた。