デンマーク編北欧の農業国デンマーク玉環におけるアドバイザリーサービスの現状

摘要

デンマークは第二次世界大戦前から農業が 主力産業であり、大戦後は工業分野も発達して きたものの、現在も主力は農業である。近年は 環境保全型農業に力を入れており、特に堆肥の 施肥については厳しい規制力S敷かれている。一方、酪農も盛hで、EU'内で決められた 生乳割当量（ミルククォータ）を毎年オーバー して罰則金を払うほどである。2015年のクォータ廃止に伴い、さらに30~50%増産で 'きると同国は見込hでいる。特に酪農家6437 戸のうち、3850戸の農家は平均飼養頭数135 頭を超え、95年から産乳量を向上させるため に投資を続けている。 デンマーク農業食料理事会（以下、DAFC) は、農業関係団体を代表し、かつ農家が運営 している団体を束ねる「上部機関」である。 デンマーク農業の方向性の決定機関ともいえ る当理事会を最初に訪問し、同国の農業と支 援サービス全体像について話を聞いた。