牛を飼っていると、人間の世界がよく見える。グリーンツーリズム--

摘要

今から7年はど前のことであるが、ドイツで1カ月過ごしたことがある。 ミュンヘン近郊、フライジングの町に住む、愛梨ちゃhと耕太君という留学生の新婚カップルのアパートに居候（いそうろう）させてもらって、自転車を借りて幼稚園や学校、町や農家を訪ねまわった。 ドイツの6月は初夏。 八百屋の店先に白いアスパラが並ぶ。 ホワイトアスパラが店先に並ぶとドイツでは初夏がやってくる。 この時期だけ人々は国内で収穫されるホワイトアスパラを大切にいただくのだ。 町の中は土曜の午後から日曜にかけて、はとhどのお店は休み。 町から人が消える。 人々はどこへ行くのかと思ったら、近郊の湖や森や公園へ家族や恋人たちとお弁当を持って、海水浴や森林浴に出かけているのだった。