小針勤さh, 小針幸子さh(栃木県那須塩原市酪農経営; 栃木県那須塩原市酪農経営)/ 牛舎構造を活かした飼養管理と 循環型酪農経営

摘要

小針牧場は、小針勤さhの父親が昭和35 年に1頭の乳牛を飼養したのが始まりであ る。後継者である小針勤さhは酪農学園大 学卒業後にオランダで1年間、.実習を経験 した後、平成9年に両親の酪農経営に就農 した。現在、乳牛216頭（うち経産牛130頭、 育成牛等86頭）、飼料作物18.2ha (うち借 地ia29ha)の規模を、家族4人（本人、妻、 父、母）と研修生1人の労働力で経営して いる。 小針牧場の経営の特徴と評価点を列記す ると- 1頭当たり乳量1万1675kg、平均分娩 間隔13.2力月、乳脂率3.77%、無脂乳固形 分率8.80%。細菌数3.0万/ml以下、体細胞 数13.9万/mlの技術成績により.、生乳生産 原価69.28円/kgの府県では低コスト生産を実現し、酪農所得3982万2000円（所得率 26.996)と、飼料価格が高騰した平成20年 度においても家族1人当たりほぼ1000万円 の高い所得を確保している。