畜産ファク卜データとその考察: 酪農、乳牛の1牛乳の生産と消費

摘要

平成24年度の牛乳の国内生産量は761万ト ンである力，この数値は平成8年度の8， 659千, トンをピークとして減少を続けている（データ 1,3)。この16年間に約100万トンの減少であ る。牛乳の仕向量をデータ3で見ると，牛乳i 等向けは減少しているが，乳製品向けはほぼ一 定である。100万トンの生産減の中で飲用向けを乳製品 向けに振り替えて一定の乳製品を国内生産量2 で維持しているような姿であるが，これは飲用 牛乳の消費量がこの間（平成7年が5, 055千キ口 '-リットル，平成20年が3， 920千キロリットル）1 に約100万トン減少していることによって需 給が均衡させられている結果とも解釈できる。：このような中，平成24年度の牛乳の自給率 は生乳換算で64%であり，チーズの供給の太 宗を輸入に依存している。