化成肥料，牛糞堆肥および化成肥料+牛糞堆肥の 施肥がトウモロコシの生産性に及ぼす影響 (生産者の圃場での実験事例）:パラグアイ、ニェンブク県のェンティソル地帯における事例

摘要

本稿では，Pilar巿近郊のIsla Umbu地区の小農による圃場を用いたトゥモロコシ栽培試験の成果に ついて報告していく。ちなみに，この地帯の土壌は 米国包括分類法（Soil Taxonomy)により，ェンティ ソル（Typic Psammaquents)に類別されている。ここ は，農牧、地域開発学部（以下，農牧学部と記して いく）のスタッフ（筆者の準カウンタ一パ一トであ るProf. Ing. MSc. Juan Alberto Bottinoおよびそ の友人であるProf. Ing. Juan Carlos Tavacchi ： 2011 年9月に同国国立イタプア大学でマスタ一を取得し た）とともに取り組hだ仕事であり，筆者が同国に 赴任してわずか4力月後に実施したものであった。 それゆえ，実験計画は前記したスタッフ後者の立案 であることと，統計処理を施すことは目的内であつ ても，生産者での圃場での試験実例ということであ り，あまり複雑なブロックは組み込まれていなレヽ。 しかしながら，学会等における学術研究のみを目 的としているのではなく，農牧学部で学習する学生 らに対する教育材料として活用することの他，有用 な結果が得られた場合，近隣の生産者にも普及教育 できるという面がある。それゆえ，この仕事の参加 は，一つの理想的な技術協力のあり方であると考え ることもできる。