飼料学（15）-IV.展示動物-

摘要

今まで動物の名前が出るたびにその分類学上の名前を書くようにしてきた。そのためにいろいろと検索したがそれらの名前は必ずしも一致しなかった。これからも，とくにこの次ぎに予定されている展示動物には上野動物園だけでも420種もの動物がいるので，動物分類の現状を見ておきたい。 また，飼料原料となる植物についても同様でその分類について問観しておきたい。 その過程で分かったことは現在，動植物の分類法は確立されたものではなく，変化し続けていることである。 2005年2月12日の朝日新聞の夕刊にDNAで調べたユリ科の分類が従来の系統樹と大きく異なり，近い将来教科書や図鑑も大幅な見直しが迫られることになりそうであると報じられた。そのような訳で前回からそして今後も主として学名だけを必要に応じて表記することとした。 その理由を述べることにする。