イギリスにおける地域整備の方向と民間非営利組織の制度的枠組み

摘要

戦後イギリス計画制度の様々な欠陥が、「政府の失敗 工讼髲栅丹欷毪瑜Δ矢ｌ砉窑螜C能と役割に対する見直しという20世紀末の世界的潮流と相まって、イギリスでは計画行政の遂行にいて非営利艶織の役割が極めて重要なものとなっている。 とくに、事業手法の点で見ると、非営利組織の活動を地域計画の不可欠な要素として位置づける地域マネージメントという新しい計画思想は、サッチャー政権の行財政改革の流れと結合し、地域問題解決の手段として極めて広範に適用されるようになっている。 言い換えると、イギリスの地域計画は行政のパートナーとしての非営利組織の役割を抜きに語れないし、むしろ、非営利組織が果たしている重要な役割にこそ、イギリスにおける計画行政の今日的特徴が見出されると言っても過言でほない。