台湾におけるきのこ類の41構造と主要きのこ類の市場動向及び今後の展望分業化進む種菌、菌床の製造流通は販売業者絰由が主流

摘要

台湾のきのこ産業は、原木によるしいたけ栽培に始まり、マッシュル—厶王国と呼ばれるような経験を経てloo年以上の歴史を有している。今曰、台湾のきのこ産業は年間生産額がloo億円を超え、台湾で生産される野菜の中でも重要な産業の一つとなった。最新の台湾きのこ産業の構造変化や市場動向、今後の展望について、前号に引き続いて紹介する。 (編集部)台湾のきのこ産業は明確な分業体制が確立しており、川上の種菌業者から菌床製造業者、栽培者、そして川下の販売業者がある。多くの菌床栽培者は購入菌床を主体に行つている。しいたけを例にとると.約9割以上のきのこ栽培者は単なる栽培者であり、少数の栽培者が栽培と同時に菌床の製造を行っている。えのきたけとエリンギの栽培者については、設備投資金額が比較的高いために多くの栽培者が自ら菌床とビン培養基を製造する能力を身につけている。また、えのきたけの栽培者がすべて自ら種菌を製造しているのに対し、エリンギの栽培者では自ら種菌を製造できる栽培者は4軒のみとなつている。