日本の伝統「漆文化」の高揚と、漆資源の保護育成に向けて 基調講演や漆搔き体験会などを開催

摘要

曰本の文化財や国宝級の寺社仏閣の修繕に欠かせない国産漆の生産は年々減少し、危機に陥っている。その国産漆の生産量80%を占める一二尸市浄法寺町で「漆サミット2012 in浄法寺」が開催された。国産漆の啓蒙普及に向けた動きを紹介する。日本の文化財保存修復に欠かせない漆と、その原料となる漆林の保護育成をめざしたョサミット2012 .in浄法寺」(主催：漆サミット実行委員会、(独)森林総合研究所、一二戸市)が、10月12日から14日、日本一の漆産地である一一戸市浄法寺町で開催された。同サミットは、文化庁の「ふるさと文化財の森推進事業の一環として開催されているもので、今回の大会で第4回目。