今年は目玉商品ない中200mm回復で4％増の8,440t

摘要

今年の半導体シリコンの国内生産量は，新金属協会シリコン部会の予測によると，スマートフォンの成長鈍化など市場の牽引車となるヒット商品に乏しいものの，能力増強が進む200mmファブ（製造受託企業）の需要が上向き．単結晶（ウエーハ）が8，440tで前年比4％増える。今年の販売（国内生産品の国内販売·輸出に，海外生産品の国内販売を加える）は9，110tで同4％増と，生産．販売ともピークに次ぐ過去2番目の水準。対ドル円レートが1ドル120円台まで進み，ウエーハ各社が国内生産を優先するほか，内需はCMOS系イメージセンサーやNAND型フラッシュメモリーの投資が相次ぎ，4，400tで同2％増え過去最高を予測。輸出は中国の復調などにより4，710tで同6％増え，ピークとなった07年（5，198t）の9割強に回復する。