第91回（中部支部第22回）シンポジウム

摘要

（社）日本品質管理学会の第91回シンポジウム(中部支部第22回)が，「『日本のものづくり』における品質確保の原点復帰と今後の方向を探る」をテーマとして，2003年7月10日に名古屋市中区役所ホールで開催された。 今回のシンポジウムは，中部支部の本年度（第32年度）の基本的な考え方である「グローバル化していく『日本のものづくり』における品質確保の原点復帰と今後の方向を探る」①当たり前の品質の確保--原点からの総点検②グローパルな視点での品質管理活動のあり方の追求を受け，今後わが国のものづくり，品質の競争力復活を図るためにはどうすればよいかを考える場として，現在展開中の「日本ものづくり·人づくり質革新機構（JOQI）」の活動紹介も含めて企画を進めた．当日は梅雨空の中，予想を上回る200名近くの方々にご参加いただき，表·1のプログラムに基づき大西支部長の開会挨拶の後,大開和宏氏よる基調講演が行われ，午後からは太田氏の進行のもと，猪原氏，大滝氏によるJOQIの活動から得られた成果，加藤氏による生産革新についての実践事例などの講演に続き，会場から出された質問票をもとに4氏による熱心な討論が行われた。