軟性内視鏡を用いた犬の凍結精液による単回子宮内人工授精

摘要

近年、需要の増加している凍結精液を用いた人工授精（AI)において、外科的方法による子 宮内AIが最も受胎率が高いが、交配の為に外 科手術を行うことに抵抗を感じる飼い主も少な ぐない。よって、非外科的な子宮内AIの手技 の確立が求められる。現在、非外科的子宮内AI においては、硬性内視鏡を用いた方法が一般的 に行われてる力適,お可能な個体の体格が限 定されることやお村の及率が問題となる。そ こで、広くきしていろ動物用軟性内視鏡をも ちいた内人お粘について検討した。当研究室で飼育している健常ビーダル犬(雌：8頭、雄：8頭）を用い、凍結精液の作成には 通常の希釈組成液を用いた。雌犬は発情出血の 確認後、採血を毎日行い簡易測定キット（ELFA 法）でP4濃度を測定し、推定LHサージ日 (LHO ；P4値2-4ng/ml)を決定した。軟性内 視鏡による子宮内AIはLH5に1回行った。総 精子数1億の凍結精液を希釈液で1mlに調整 し、外子宮口に挿入した洗浄チューブを介して 子宮内に注入した。