自動遺伝子解析装置「GENECUBE」を用いた クラミジァ?卜ラコマティスおよび 淋菌の迅速検査の性能評価

摘要

性器クラミジァ感染症および淋菌感染症の検出法としては，核酸増幅法（遺伝子検 查法）が感度の高い方法として推奨されている。我々は，約1時間で遺伝子検査を実施可能な全自動遺伝子解析装置GENECUBE (東洋紡株式会社）を用いた遺伝子検査 法(以下GC法)の感度，特異度について，検査に2?4時間程度を要する既存検查 法であるTMA法および免疫クロマトグラフィー法（クリアビュークラミジァ，ク リアビューゴノレア，共にァリーアメディカル株式会社）と比較検討した。クラ ミジァ.トラコマティス検出におけるGC法とTMA法との全体-致率は95.8%,陽 性-致率は90.5%，陰性-致率は98.6%で良好な相関を示した。